5月5日の15:40。韓国の伝統楼閣の中で最も美しいと言われているという名勝「広寒楼苑（광한루원／クァンハルルウォン」に行きました。入場料金は大人2500ウォン。 苑内に入ると早速出迎えてくれるのは、身分の違いを超えた愛の物語「春香伝」の主人公貴族階級両班の息子「夢竜」…… more と庶民階級妓生の娘「春香」のご両人です♥そして、トラスが組まれたステージには人だかりができています。春香祭は5月3日から7日までの5日間で、いろいろな公演が行われたようです。猫に横たわりハイ、ポーズ♪韓国のテーマパークでよく見る細い線で出来たオブジェ！こういう名勝地にも置くんですね。この五色の布が風に揺れるのが幻想的でした。そして、鬱蒼とした木々の中に表れた池と橋。・・・・なんという装飾！大きなバラの造花が橋の両脇についています。大変華やかです。(;・∀・)笑では、橋を渡ってみましょう。この橋、結構幅が狭いのです。手摺りもないので、ここでじゃれ合ったりしたら池にボチャン！と落ちかねません。想像して身震いしてそ～っと歩きました。池には、蓮が浮かべてありました。（残念ながら造花です）あちらの岸には亀の岩がありますね。そして、目の前に見えたのが、春香と夢竜の運命な愛の始まりとなった舞台「広寒楼」です。狭いなー落ちたらやだなー造花付きの橋はちょっと・・・・などと思いながら渡っていましたが、この橋がその橋だということに気づきました。目の前に現れた石碑に烏鵲橋と書かれています！烏鵲橋（오작교／オジャッキョ？オザッキョ？）知ってます。知っていると言っても、新大久保にそういう名のお店があるからです(笑)改めて調べてみると、七夕と関係した橋なんですね。※烏鵲橋（オジャッキョ）の意味とは？朝鮮に伝わる伝説上の橋。旧暦7月7日、離ればなれの彦星と織姫の2つの星が会えるように数万羽の烏と鵲(カササギ)たちが、銀河に集まり出来た橋。彦星と織姫は七夕にこの橋を渡って会うことができるというロマンチックなエピソード。（BS11のサイトより）そしてまた、春香伝では、春香と夢竜が愛を誓った橋だそうです。池には大きな鯉がたくさん泳いでいるのも見えました。烏鵲橋を渡り終えて振り返ると、木々と小さい島と池と橋の調和が美しかったです。それで、このアングルで撮った写真を覚えていたので、先日、韓国のテレビ番組を見ていたところ、ここではっとしました。人気若手俳優のパクボゴムさんが、ドラマ「雲が描いた月明かり」で池に飛び込んだようで、その時の撮影地が、まさにここだと気づきました！あの池に飛び込んだなんて！！このドラマ、大人気でしたよね。私が契約しているCSのチャンネルで放送したら是非見たいです。そして、広寒楼の真下まで来ました。1638年に再建された朝鮮を代表する楼閣だそうです。南原市のサイトにはこのように説明があります。広寒楼苑春香伝の背景として有名な広寒楼苑は、我々の先祖が自然に順応し自然に近づこうとする思想を表現した空間で、神仙が暮らす理想郷を地上に建設した朝鮮時代の代表的名庭園であり、名勝第33号である。慶会楼、矗石楼、浮碧楼と共に韓国の４大楼閣に入るほどその作りが素晴らしい。亀の岩でハイ、ポーズ！歴史的建造物ですが、雨が降っていたことや、集合時間までのカウントダウンが気になって早足で通り過ぎてしまい、細部を観なかったことがちょっと悔やまれます。苑内は多くの人で賑わっています。愛されている名勝地なんですね。冬の雪景色もまた趣がありそうですね。向こうに巨大な花が！ロックフェスティバルもやるんですね。さて、春香と夢竜に別れを告げ、広寒楼苑を後にしました。表の通りで行われている祭りが気になります。雨がしっかり降っていましたが、人々は帰る様子もなくステージに集まっています。子供たちや若い女性達がダンスをしているのか、軽快な音楽が流れ、凄く盛り上がっていました。 ステージが見える場所には移動できなかったので音だけ聴いていましたが、パンソリ「春香歌」の有名なサーランサーランから来ているのか、サランサラン歌う軽快な曲が大音量で流れていました。↓これは今年の映像ではないですが、この曲です！춤추는 남원!! 남원춤 공개^^みんなで集まって陽気に大盛り上がりでダンス！団結力がすごいし、韓国の人々は踊りが好きなんですね。大盛り上がりのステージから離れると、何やら市民のパレードが行われるようで待機していました。中学生かな。男の子がコックさんの帽子をかぶってピンクのＴシャツ着て♥かわいいですね～＾＾みんな、足取り軽く楽しそうです。様々な年代がそれぞれに楽しむ様子が最高だったんですが、ハルモニ軍団が凄かった！！一番元気がありました。(笑)　陽気!!とても楽しかったです。よその国のお祭りは、国民性も観察できるしとても面白い！2時間半、美味しいチュオタン食べて、オザッキョ渡ってお祭り見て目一杯楽しみました。余裕をもって集合場所方面に移動します。壁画アートが南原にも。表通りを歩きながら路地を覗くと、なかなか趣のある通りがありました。韓国の道路は、平らじゃないのが味があって好きです。 結構な雨が降っていたので、店先で陶器を売っているお店で、集合時間まで雨宿りをすることにしました。雨に濡れる緑をボーっと眺めながら、冷たいオミジャ茶を飲んだあの時間もよかったです。 この素朴なお菓子も美味しかった♥17:00。無事に乗客が全て戻ってきて、バスはソウルに向かって走り出しました。帰りは何時間かかるかなー(笑)20:30。行きと同じ정안（正安：忠清南道の公州市）の休憩所につき、無事にトイレを済ませ、休憩所定番のホドゥカジャ（クルミ菓子）も買いました。3000ウォンくらいだったような。大きなくるみがゴロンと入っていて程よい甘さのあんこも美味しい＾＾ 帰りのバスでは、行きの緊張感はないので、周りの日本の方とも少しお話しつつ私は疲れたのか、ほぼ爆睡でした。そして無事に光化門到着！時刻は21:35です。帰りは行きより2時間早く、4時間半で着きました。よかったよかった(；；)添乗員の女の子と運転手さんに挨拶をして、バスを降りました。中国か、東南アジアか？様々な国の乗客も満足した表情で各々散って行きました。 外国人専用全羅北道シャトルバス・南原春香祭路線の旅。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 8:00　光化門出発14:20　南原到着17:00　南原出発21:35　光化門到着＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝所要時間約13時間半。使ったお金は約4万ウォンでした。（内訳：バス料金1万ウォン、チュオタン9千ウォン、マッコリ5千ウォン、入場料金2千500ウォン、オミジャ茶5千ウォン、クルミ菓子3千ウォンその他）反省点もありますが、予定通りに運ばないのが個人で行く旅の醍醐味ということで。驚くほど美味しいチュオタンを味わうことができたのが一番の収穫です。観光案内所でいただいたパンフレットによれば、南原には蟾津江（ソムジンガン）の支流である蓼川（ヨチョン）をはじめ、清らかな川があちこちに流れており、豊富な堆積層があるため淡水魚が多く獲れるそうです。昔から刈り入れが終わると、冬に備えた保存食として身がしっかりついたどじょうと干し菜やサトイモの茎を一緒に入れて煮込んで食べたのが南原のチュオタンになったそうです。名前だけは知っていた烏鵲橋を渡り、春香伝についてもふわっと知ることができました。親切な観光案内所の女性やマッコリ売りの女子高生とも韓国語で交流できてよかったです。とは言え、2時間半分の南原しかしりません。南原は他にも、パンソリ、国楽、農楽など伝統芸能や、木器や陶磁器の工芸品、さらに文化遺跡も数多くあるそうです。やっぱり地方の魅力は訪れてみないとわからないですね！タミコのソウル一人旅＜つづく＞＜気になるツアー＞※韓国専門旅行会社　三進トラベルサービスのサイトより●第5回韓国陶磁器紀行～陶芸家・鳥羽克昌先生といく秋の全羅道・高麗青磁の故郷を訪ねる旅http://www.sanshin-travel.com/tour/634●韓国の趣・味・音のふるさと　全羅北道の旅４日間 ≪現地発着ツアー≫http://www.sanshin-travel.com/tour/857●【ソウル発着地方】　全羅北道満喫　１泊２日バスツアー※宿泊費や一部食事代も含まれて9000円!!http://www.sanshin-travel.com/optionaltour/1087●全州ビビンバと韓食の魅力を探る旅４日間 ≪現地発着ツアー≫http://www.sanshin-travel.com/destination/jeollabuk↓画像のクリックをお願いします♥↓にほんブログ村 close

ここが烏鵲橋！春香伝の舞台「広寒楼苑」☆タミコのソウル一人旅