韓国旅行が事実上困難になってもう１年以上が経過しましたが、韓国に行くたびに何等かの文化財を観に行っていたので、韓国に行けるようになったらまた文化財を観に行きたいなぁ～と思っていたところに、興味深い記事を発見しましたので、ご紹介したいと思います ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊以…… more 下、記事翻訳＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　序列と誤解をなくそうと指定番号事実上削除・・・年内作業完了　私的に指定された宋山里・農山里古墳群は名称変更　文化財庁国家遺産ポータルで国宝を検索すると、「ソウル崇礼門」、「ヨジュ高達寺址僧塔」、「ボウン法住寺双獅子石灯」など多くの文化財指定日時が1962年12月20日で同日だ。　韓国の文化財指定体系は1962年公布された「文化財保護法」に根拠を置いて運営されてきた。国家指定文化財は国宝・宝石・書籍・名勝・天然記念物・国家無形文化財・国家民俗文化財があり、管理のため、指定順序によって番号が付与されていた。　このような制度が約60年ぶりに大きく変わっている。信号弾は文化財を序列化するという指摘が提起された指定番号の事実上廃止。これとともに日本植民地時代から続いた文化財名称を変更するという作業も続けられている。　公式的に「国宝１号　崇礼門」消える　　文化財庁は、今年初重要業務計画を発表して、文化財指定番号は管理用としてだけ使用し、古文書・ホームページ・教科書・道路表示板・文化財案内板には使わない方向で政策を改善すると発表した。　18日文化財庁によると、文化財指定番号は日本植民地時代に「朝鮮宝物古跡名勝天然記念物保存令」が指定されて付与され始めた。大日本帝国は1934年初めて文化財を指定したが、当時「国宝第1号」がまさしく「京城南大門」だった。　大日本帝国が作った指定体系は植民地開放以降も大きな変化なく適用された。それで「国宝第1号」という地位を漢陽都城正南門である南大門、すなわち崇礼門がそのまま引き継がれた。　建築物を除いた有形文化財を国宝と宝物に分け、指定番号を付ける行政体系は、今日日本にも存在する。ただ宝物を「重要文化財」と呼び、指定番号方式が少し違うだけだ。　韓国で文化財指定番号廃止または変更はずっと昔から議論された「難題」であった。1990年代から2000年代まｄは「国宝第1号」を崇礼門からほかの文化財に変えなければならないという声が絶えず出た。　　交代論を繰り広げる人々は韓国文化財指定体系の中で最も上位にある番号も一番早い「国宝第1号」に崇礼門は似合わないという主張だった。代案として挙げられた文化財がカンソン美術館が所有する「訓民正音」だった。　しかし、交代の試みは次々と霧散となり、崇礼門はずっと「国宝第1号」タイトルを維持した。火事により木で作った門楼が消失したときも国宝指定番号議論が起きたが、制度は大きく変わらなかった。　文化財庁は指定番号の問題点が挙げられるたびに、どこまでも管理のための番号だと強調した。文化財庁ホームページは指定番号に対して「分b家財の効率的な管理のため付与する行政上の管理番号で、文化財名称のような場合、識別する役割もする」といい、「文化財の序列や重要性を表すものではない」と説明した。　しかし、時代の流れに従い文化財指定番号は廃止水準に突入した。すでに文化財庁ホームページで指定文化財を探してみると、指定番号が出てこない。無形文化財は先月管理施行規則を改正して、対外書籍から指定番号を削除した。　文化財庁関係者は「文化財保護法施行令と施行規則で指定番号という用語を除く改正案を立法予告した」と言い、「早ければ11月に手続きが終わり、対外的には指定番号が消えていくもの」と述べた。　ただ、指定番号がなくなれば、一部文化財は指定名勝が同一になり混乱が発生するものと予想される。例として国立中央博物館にある「金堂弥勒菩薩半跏思惟像」2点は普段「国宝第78号」「国宝第83号」に区分されてきた。　これに対し、文化財庁関係者は「所蔵場所や指定年度を活用し、文化財を区分することができる」「指定番号廃止により文化財間に混線が起きないようにいくつかの寳保を検討している」と説明した。　宋山里古墳群名所変更が与える影響は　発掘50周年を迎え武寧王陵王陵がある「公州宋山里(ソンサンニ)古墳群」と百済金堂大香炉も発見時点から遠くない「扶余農山里古墳群」は先立って名称がそれぞれ「公州武王陵と王陵院」「扶余王陵院」に変わった。　文化財庁は去る14日文化財委員会検討を経て書籍から指定した2つの文化財の名称を変えたと明らかにした。宋山里古墳群と農山里古墳群は日本植民地時代に調査が行われながら現在の名前がついて、1963年書籍に指定過程で名称が変更されなかった。　しかし文化財指定以降、研究、調査成果が蓄積され、環境も変わった。　百済ウンジン村期(475∼538)墓が集まっている宋山里古墳群から1971 年武陵王陵が確認された。また埋葬位置も現在の宋山里ではないウンジン洞だ。百済サビ村期(538∼660)古墳がある農山里古墳は出土遺物と墓構成などを根拠に王室墓エリアだという事実が明らかになった。　これに文化財著は歴史的性格に合った名称ではないという指摘を受け止めて２つの書籍の名前から「宋山里」と「農山里」を除き、「古墳群」の代わりに「王陵院」を置くことにした。　しかし書籍名称の中には「高麗チサン洞古墳群」「チャンニョン経堂とソンヒョン洞古墳群」のような地名と「古墳群」を合わせた事例が少なくない。文化財庁が作った書籍名称指針は「歴史的文献、考証、伝来する『固有の名称』を原則にして、文化財に対する理解を助ける所在地と有形を調合して名称を付与する」とされている。　文化財界では単純に地名と文化財性格を表す単語を調合するよりは、歴史性を生かした指定名称に変えていかなければならないという意見が提起された。　これと関連した文化財庁関係者は「宋山里と農山里古墳群は多少特殊な事例。自治体が私的名称変更を要請すれば、文化財委員会で議論して、関連データが累積されれば、一つの基準を準備する法案を検討することもあること」と話した。 close

韓国文化財体系が変化