久しぶりにしっかりと雪が降った1月上旬の東京。早くも路面が凍結し始めたなか、足を滑らせて転ばないようにへっぴり腰で歩いて向かったのがこちら。「テ～ハンミング」オープンしたのは日韓ワールドカップが開催された2002年。新大久保ではもうかなりの老舗の部類に入ります。店内はこんな感じ。…… more 鉄道のダイヤが乱れていたりして、当日かなり予約のキャンセルが入ってしまったようですが、さすがの人気店。この後どんどん来客が続き、席が埋まっていきました。昔はここが板の間の座敷で、靴を脱いで上がるようになっていたのを知っている人はかなりの新大久保ツウ。ママさんのはからいで個室に通してもらいました。まずは冷えたビールで喉を潤して・・・キムチやナムルなど、パンチャンの数々。もちろん、ママさんの手造りです。雑穀米を使ったキンパ。この半透明の黄色いたくあん。これが入ってこそ韓国のキンパなんですよ（個人的にね）チョッパル。これは普段人数が多い会の時はできるだけ頼まないようにしているんです。美味しいんだけど、みんな夢中でかぶりつくので会話は弾まないのですわ(笑)魚介のたっぷり入った海鮮チヂミ。この自家製タレがピリ辛で甘酸っぱくて、食欲を増進させてくれるんです。そして今日のお目当てがこちら。これだけ見れば普通のサムギョプサルなんですが・・・一緒に出てきたのはミナリ（セリ）豚の三段バラがジュジューと焼けてきたところへ…ミナリをたっぷり投入して「ミナリサムギョプサル」になりました。お店の人気メニューです。セリといえばその独特な苦みから好き嫌いの分かれる野菜ではありますが、新鮮なセリは三つ葉とセロリを足したような味と言われますね。その独特な苦みが豚肉とまぁよく合いますわ。むしろ脂っこさが取れて、アラカンの自分でもバクバク食べられてしまうのです。初めて食べたけど、こりゃ旨い。この映画でミナリという言葉を覚えた方も多いのでは？（クリックするとAmazonのサイトに飛びます）アメリカンドリームを求めて移住してきた韓国人家族の物語（アメリカ映画です）今作で昨年のアカデミー賞助演女優賞を受賞したユン・ヨジョンさん演じるおばあちゃんの「ミナリは最高の食べ物だよ。雑草みたいにどこでも育つから。誰でも食べられる。お金持ちも貧しい人も食べて元気になれる。」というセリフが印象的でしたね。チャプチェも頼みました。上手に炒められた（あるいは和えた）チャプチェって、箸でリフトしても焼きそばやパスタのようにするっとリフトできるんです。逆に単に炒めただけのものは箸で取ろうとしてもかたまりで取れちゃったりするんですよね。自分にとっては美味しい韓国料理店の目安の一つが、へこませずにフワッと仕上げたケランマリと、このチャプチェだったりします。こちらのチェプチェは、もちろん美味しいに決まってるじゃありませんか。何年ぶりかで百歳酒（ペクセジュ）もいただきました。もうちょっと若い頃はこの百歳酒とソジュ（韓国焼酎）を１：１で割って「五十歳酒」にして飲んだりしてましたね。よく記憶をなくしました(笑)ここ10年ぐらいで新大久保のお店もずいぶん入れ替わりました。そんな中で20年もお店が続いているのは、いうまでもなく料理が美味しいからです。こちらのお店はビルの屋上でママさんがさまざまな野菜を栽培していたりして、とにかく野菜が美味しいんです。もちろん肉も鍋もね。今回も大変美味しゅうございました。ブログランキングに参加しています。バナーをクリックしてもらえると大変励みになります。にほんブログ村日本全国食べ歩きランキング読者登録をしていただくとブログの更新情報が届きます。ブログに関するお問い合わせはこちらからお願いします⇒テ～ハンミング関連ランキング：韓国料理 | 東新宿駅、新大久保駅、西武新宿駅 close

新大久保の韓国料理の老舗「テ～ハンミング」でミナリサムギョプサルほか