2泊3日韓国ソウル旅行3日目、7月15日は曇りのち雨だった。 雨を心配しながら景福宮駅を下車すると、 眼前に見えてきたのが国立古宮博物館だ。 朝鮮王朝時代の文化資料が展示されており、 韓国の時代劇を観ている者にとっては「あぁこれね」と理解が進むだろう。 時間的に大韓帝国時代(1…… more 897～1910)の展示を見るまでで終わったが、 古宮博物館を出ると、王宮守門将交代儀式が丁度行われる午前10時となり、 数多の人々が写真を撮影していた。 暫し景福宮を巡ると、次は国立民俗博物館に行き着く。 韓国の日常生活の展示の他、ハングルの成り立ち、 更にはキムチの展示もあった。 この日は社会見学の小学生の姿をよく見かけ、賑やかだった。 景福宮巡りが終わり、一旦ホテルに戻りはしたが、 わたしはどうしても行ってみたかった Korea Queer Culture Festival(KQCF)の会場であるソウル広場に立ち寄った。 このイベントは今年で18回目だが、当初は6月3日に開催予定だったところ、 ソウル市当局が会場の貸出を渋ったことで、7月15日に行われることになった経緯が、 KQCFの公式ページの記事に掲載されていた。 会場にはメインステージの他、各団体のブースや、 カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、EUの大使館のブースもあった。 わたしは午後12時台の数十分程度しか立ち寄れなかったが、 夕方に行われたプライドパレードの様子は、 こちらの記事(参照1)(参照2)で見ることができる。 올해 퀴어퍼레이드가 끝났습니다!하지만 퀴어문화축제는 아직 진행됩니다⭐️오늘 밤 9시 이태원 클럽 펄스에서 진행되는 "프라이빗 비치 Private Beach"와 7/20~23 롯데시네마 브로드웨이에서 진행되는 한국퀴어영화제까지! 많은 참여 바랍니다🌈 pic.twitter.com/OHhv6l5Oki— 퀴어문화축제 KQCF (@kqcf) 2017年7月15日 わたしは韓国のLGBTの現状も極めて厳しいのだろうかという印象を抱いたが、 どうか韓国の民衆もジェンダーの多様性を より一層認め合えるようになって欲しいと願うばかりだ。 3日目は朝鮮王朝時代から現代のクイアムーヴメントまで 一気にタイムスリップしたような感覚の行程となった。 と長々と熱く書いてきたが、 ホテルから仁川空港へ向かう道中で雨脚が更に強まっていった。 今回の韓国旅行最後の食事は豚肩肉キムチチゲにした。 免税店で食べ物や化粧品を探しても結局何も買わずに関西空港行きの便に搭乗し、 わたしのすぐ前の座席の者が実写版映画『美女と野獣』を観ていたのが、 わたしは気になって仕方なかった。 今回の韓国旅行で思ったのは、 あらゆる標識で韓国語、中国語、日本語、英語の表記が標準的であり、 韓国語があまりわからなくても、 ある程度の英語が理解できていればより楽しめることはわかったが、 やはりもっと韓国語も勉強しなければと思った。 今回は、大日本帝国の朝鮮併合から民主国家化、 現代に至るまでの近現代史を知りたいがための行程となったが、 もしも万が一があるとして、もう一度ソウルに行く機会があるとすれば、 エンターテインメント文化、鉄道に触れてみたいと思った。 いつしか全領域で韓国は必ず日本を追い越し、突き抜けていくだろう。 民主主義や民衆の成熟度からして既に桁違いである。 close

韓国ソウル旅行記3日目 7月15日