12月18日（日）昼12時。快晴＆体調もすこぶる快調。ソムジンガンでの遅めの朝食は栄養たっぷりさあ、今日は歩くぞ～！とにかくやる気満々でした。バッグの中には、釜山旅のバイブル鄭 銀淑（チョン・ウンスク）さんの『港町、ほろ酔い散歩 釜山の人情食堂 (双葉文庫)』が入っています。本を…… more 入手したのは映画「弁護人」を観た後でした。Twitterで映画や釜山の情報を追う中で知りました。書店でチラ見して即決で購入し、その後通勤時や昼休みにページをめくる毎に釜山旅がどんどん楽しみになり、ワクワクが最高潮に達したのが12月18日（日）というわけです。何がそんなに良かったかというと、10月初旬にたまたま借りて観た映画「悪いやつら（原題：범죄와의 전쟁：犯罪との戦争）」と11月にソン・ガンホさんの舞台挨拶と共に観た映画「弁護人」の撮影地の写真が載っていたからです。どちらの作品もめちゃめちゃ面白いし痺れます。どちらも釜山が舞台ですが、同じ場所で撮影されたとは驚きました。その撮影地が、ヒンヨウル文化マウルなのです。ヒンヨウルとは、白い早瀬を意味するそうです。大流行した韓国映画の撮影地というだけで嬉しいのに、「悪いやつら」と「弁護人」ですから興奮しました。だって顔ぶれの豪華なこと！ハ・ジョンウ、チェ・ミンシク、チョ・ジヌン、キム・ソンギュン、マ・ドンソク、クァク・ドウォンクァク・ドウォンは「弁護人」にも冷酷非道な警監出てきますね。（怖かった～）３年前の映画ですが、今響く映画「弁護人」。ソン・ガンホさんの演技がもう一度見たくて、明日、渋谷の映画館に2回目を観に行くつもりです。水曜なので1100円で観れますし。「悪いやつら」の中でヒンヨウル文化マウルが撮影されたのは、チェ・ミンシク演じる主人公の家のシーンです↓ 主人公は妻子の他に妹も養っていて、妹が、マ・ドンソク演じる婚約者を連れてくるシーンで撮影されました。家の中は、暗くて狭くて貧しさが一目瞭然。「弁護人」では、反政府活動をねつ造されて拷問を受ける息子（イム・シワン）の母親であるクッパ屋の女主人（キム・ヨンエ）に、あなたしかいないの！と息子の弁護を頼まれたソン弁護士（ソン・ガンホ）ですが、即決できません。その日の夜、女主人の家に行きますが、それが、ヒンヨウル文化マウルの撮影地となった家です。印象的な場面です。さっき読んだキム・ヨンエさんのインタビュー記事が読み応えありました。「弁護人」キム・ヨンエ“ソン・ガンホは恐ろしい俳優、自分も気を引き締めなければ　”TVREPORT 　2014年01月07日15時25分それでは、歩くと1時間半～2時間はかかるヒンヨウル文化マウルをダイジェストでご覧ください。案内地図に、アルファベットが書かれていて目安になりますので、この写真をたまに見れば、今どの辺にいるのかわかりました。 車が走る通りから、海沿いの道へ降ります。 細い道の向こうに海が見えるのが風情があります。ソウルでもよくみかける、壁画アート。目の前に広がる海！沖の方にたくさんの船です。釜山にいるんだなー　しばし遠くを眺めました。 若い女の子のグループもカメラを手に散歩していましたよ。『港町、ほろ酔い散歩 釜山の人情食堂 (双葉文庫)』の188ページにこうあります。影島全体を包むような蓬莱山の斜面に幾重にも建っている家々はどれも質素だが、目の前に海が開けているので、まるで地中海のように優雅に見える。西区の人気観光地、甘川文化マウルは別名釜山のサントリーニだが、この美景を前にすると、そのたとえはヒンヨウル文化マウルに譲るべきではと思ってしまう。確かに、私は行ったことはないのですが、やっぱりサントリーニ島を思い浮かべました！よく晴れた日で本当によかったです。並ぶ家々には人が住んでいるところも多いようです。猫発見。このあたりからソワソワしてきました。だって案内板に、弁護人撮影地はＬの近くだとありましたから！あれ、ちょっと待って。ここってもしかして・・・ここ？ 違うかな。 ほらあった！「弁護人撮影地に行く道」という矢印が☆ 可愛らしい！ただ、歩けばわかるのが、家は本当に質素です。バイブルに書かれていますが、この村の多くが、居間一つに台所がついた、いわゆるタンカンバン（単間房）タイプだそうです。 そしてついに！ クッパ屋の女主人がソン弁護士に向かって言った言葉が壁に書かれています。「あなた弁護士でしょう？弁護士さん、あなた、どうかわたしを助けて」 이런게 어딨어요?　이러면 안되는 거잖아요!할께요!변호인 하겠습니다! 「こんなのがどこにありますか！こんなのだめじゃないですか！やります、私が弁護します！」（という感じ） ここには、案内役のアジュンマがいて見に来た人に、ここでキムヨンエがね、っていろいろ説明してくださいます。映画では、壁はここまで白くはありませんでした。 ↑ここって、 ここですよねっ!!!!!♥ 洗濯機置き場でしょうか。どんな人が住んでいたんでしょうね。 私はここを目指してきたので、10～15分くらいはのんびりしていました。 この窓は、上手く撮れば、絵画のように写真が撮れます。ここでソン・ガンホさんやキム・ヨンエさんが映画を撮影したんですもんね～ 来てよかったです。とてもいい時間でした。 冬ですが日差しが暑かったんですよ～！たぶん、日焼けしたと思います。 南浦のJUICYでお姉さんがくれたパイナップルジュースを飲みながらカラフルな階段を下まで降りてみました。テトラポット見るの久しぶり！子供の頃は千葉の東京湾沿いの街に住んでいたので海とテトラポットの景色がとても懐かしく、ここが釜山だということを一瞬忘れました。笑 海風が冷たかったけど磯の匂いをかぎながら歩く道はとても気持ちがよかったです。ナムハン漁村？海女さんの更衣室！ ほんとだ～　海女さんがいました！（だいぶ拡大して撮らせていただきました）何を採っているのでしょう行って帰ってスタート地点の近くに戻ってきました。1時間半日差しを受けて歩いたので、疲れ気味ですが、最後に心臓破りの階段が待っていました！鳩に案内されながら階段を登ります・・笑この三羽がずっと私の前にいて、階段をひょこひょこ昇るのが可笑しかった～。やったー着いたどー！行きと反対側にあるバス停からバスに乗り、影島から南浦駅に戻りました。 バスから見た景色です。映画の撮影場所に選ばれた影島のヒンヨウル文化マウル、行ってよかったです！チョンウンスクさんの本にあった、この土地の歴史や人々の暮らしについても思いを巡らしましたし、目の前に広がる海、船、犬、猫、干された菜っ葉、太陽を浴びる洗濯物、家から聞こえてくるテレビの音、海女さん目に入ってくるすべてが印象的でした。チョンウンスクさんの本には、この土地に住む人々の歴史などいろんなことが書かれているので、ご興味のある方はぜひ本をご覧ください＾＾オススメです。　さてさて、ヒンヨウル文化マウル観光を終えて、次に向かったのは、映画「アジョシ」や「母なる証明」！そして「チング」が撮影された場所ですよ～！（つづく）画像のクリックをお願いします♥にほんブログ村 close

2泊3日タミコのときめき釜山旅☆映画「弁護人」の撮影地「ヒンヨウル文化マウル」へ