12月の釜山旅について、昨年末のクリスマス三連休の初日からコツコツと書いてまいりましたが、いよいよこれが最後の記事になってしまいました！旅の最後に、映画「弁護人」にも登場する釜山名物テジクッパを食べました。お店は憧れの「ハルメクッパ」です！憧れる理由は次の2つ。①紀行作家の鄭銀淑…… more （チョン・ウンスク）さん一押しの店だから②「水曜美食会」という韓国のグルメ番組で取り上げられた人気店だから 臭いから苦手という人も多い豚のスープですが、この店のテジクッパは、透明であっさりしていて臭みがまったくないそうなのです。ちなみに、映画「弁護人」で毎昼テジクッパを食べていた、主役の弁護士役ソンガンホさんは、ご自身は苦手で食べられないと告白しています。(笑)と言うことでテジクッパを食べに行きます。12月19日（月）午前11時40分。帰りの飛行機は15:35発なので、2時間前の13:30には金海空港に着くように行動しなくてはいけません。そのためにはテジクッパにかけられる時間は30分！前日に歩いた勝手知ったる道なので、凡一駅7番出口を出て目的地に向かって迷わず歩き出しました。 あ、猫ちゃん♥早足で歩きながらも、何かを見逃したくなくてキョロキョロしていると、道の途中の公園で、健康器具で運動中の白髪のハルメの姿が見えました。少し曲がった腰を伸ばしているようでした。 クルムタリ（雲の橋）の手前にパン屋さんです。このパン屋さんも、鄭銀淑さんの「釜山の人情食堂」に登場するので、（ここがあそこかぁ～）となります。パンは帰り道に見ることにして、先を急ぎます。 階段を上ると、クルムタリ（雲の橋）には朝降った雨が残っていました。突然目前に広がる広い空となだらかな山。私はこの景色が大好きになりました。そして、階段を下りる時の風景が何とも言えず味わい深いです。 目を左側に向けると、寶林（ボリム）劇場が見えます。この劇場の歴史についても鄭銀淑さんの本に詳しく載っていました。そうそう、若手人気俳優ソ・ガンジュン主演のドラマ「アントラージュ」の最終回をつい最近見ていたら、ソ・ガンジュンと、確か俳優パク・ジョンミンが、二人で陸橋を渡るシーンで、なんとこの場所が使われていました！人気俳優が出ている最近のドラマで、見てきたばかりボリム劇場が映って驚きました。 劇場だったのは2007年までだそうで、今はスーパーです。  スーパーの化粧品屋さんのガラスにイイ男♥カン・ハヌル～さて、ボリム劇場をすこし行ったところを右に入ると、ジャーン！ここが凡一洞の「ハルメクッパ」です！貼り紙が見えたので、今日も休業しているのかと一瞬不安になりましたが、  「横の戸を利用してください」とあります。もちろん営業中です～食べられる～～～ハルメクッパのテジクッパにありつける～～！中に入ってすぐのところで、女主人が茹でられてブリンブリンの豚肉を切っていました。（興奮しすぎで写真撮り忘れました(-_-;)）この時11時55分くらいなのですが、私が食べ始めたころからさすが人気店、どんどん客が入ってきて席についていきました。回転は速く、客は男性が多めでしたが若い女性もいて、老若男女に愛されていることがよくわかりました。 私のような一人客も多く、かまわずどんどん相席で座ります。 メニューは右からククス、クッパ、ネジャンクッパ、スンデクッパ、タロクッパ、スベク、スンデ、スユク初・ハルメクッパなので、まずは迷わずクッパ（5000ウォン）を注文しました。クッパがテジクッパです。生タマネギ、唐辛子、にんにく、アミの塩辛、キムチ、コチュジャンが来て、チョングジだ～♡とニヤニヤしてしまいました。運ばれてきたニラを見て嬉しくなるのは、映画「弁護人」で、ソンガンホがオダルスに向かって、「チョングジ（ニラのことを釜山ではこう言います！）をたくさん入れろ」というからです～～♡（ニラひとつで嬉しいなんて）そして、メインのテジクッパも運ばれてきました！ スープは半透明で、全く豚臭くなかったです。さー！チャルモッケッスミダ～♪ ふわぁ～～～・・・・ハルメクッパのテジクッパ、美味しい～～～！実は私も豚骨の匂いは苦手なんですが、もうまったくです。まったく臭くない！美味しくて美味しくて、幸せ感じながら、スープ飲んでブリンブリンの豚肉食べてクッパ食べて 次はアミの塩辛入れて、ソン弁護士のススメに従い、チョングジ（ニラ）た～っぷり乗せまして！ああ、、なんて美味しいテジクッパ♡そうそう、鄭銀淑さんが「韓国ほろ酔い横丁」で書いてました。私はまず豚肉やキムチ、生タマネギをつまみにマッコリを1本飲む。    生タマネギもつままなくちゃ～！韓国のタマネギは生でも胸やけしないような。こうして、幸せなテジクッパタイムを一人堪能している私の右隣のテーブルでは若い釜山男子が二人向かい合って、低い声で釜山語を上手に操りながら（当前）クッパとスユクを食べていました。老若男女、誰が喋ったってつい聴き入ってしまうのに、ガタイが良い若い釜山男子がすぐ隣でキムチチゲの話などを釜山語でしているものだから、なんだかもう～～タミコ幸せ！♡あいにくと、彼らとの距離が近すぎて、遠慮して二人の顔を確認しなかったのが悔やまれます。結構カッコいい男の子たちだった気がするんですよね～気配だけですが。＾＾その二人がいなくなってしまったので、ちょっと寂しい気持ちを振り払うかのように、店内を撮ります。やっぱり男の人が多いですね。目の前のアジョシ軍団は、スンデ、スユクを山盛り食べながら焼酎を飲んでいました。憧れのハルメクッパを出たのが12:10。店に20分もいなかったかもしれません。ハルメクッパは、釜山に行くときはまた食べに行きます！ クルムタリを離れたところから見たら、旅が終わりに近づいているのを感じて、急に切なくなりました。橋を渡って駅側に降りたところのパン屋さん。お腹は一杯だけど、何か買いたい。 手前にねじり棒ドーナツ「クァベギ（꽈배기）」があるじゃないですか～！クァベギについてブログに書いたことがあります。⇒　ねじり棒ドーナツ「クァベギ」を食べに霊泉市場へ行こう三食ごはんコチャン編で、ユ・ヘジンさんがチャスンウォンさんに買ってきてと頼んだのがクァベギでした。どれどれ、買って食べてみよう。値段は1個500ウォン。（50円）店の奥で、ご夫婦で食事中でしたが食事中スミマセンと声をかけるとご主人がアニアニケンチャナヨ～と出てきてくれました。見た目は日本のねじりドーナツと変わりません。買ったはいいのですが、テジクッパで相当腹が膨れたので、私の胃袋にはクァベギ1本分の隙間もありません。どうしたものか、と思ったら、さっき公園にいたハルメがまだいます！運動でお疲れになったのか、ベンチ...じゃなくて椅子に座って休んでいます。（なぜか普通に椅子に座っていました(笑)） 歯は丈夫かな？とも思いましたが、思い切って声をかけてみました。そして、召し上がってください、と半分にしたクァベギを渡すと受け取ってくださったので、一緒に食べました。結果。クァベギは日本のねじりドーナツと変わりません。(笑)韓国語を以前勉強したわりには、片言しか話せず情けないのですが、それでも韓国に行くと、そこで生活する人と言葉を交わしたくなります。そして、笑ってくれると安心します。この後、凡一駅から西面駅に戻り、ロッカーに預けていた荷物を取り出して電車で金海空港に向かったのですが、本当は、西面で屋台のシアホットクを食べたかったのです！でも、地上に出るとすごい土砂降り！傘を持っていなかったので、さすがに諦めました。次回に持ち越します！ 金海空港では、最初国内線ターミナルに行ってしまい、一寸焦りましたが、アジョシに国際線に行きたいです！と助けを求めて無事に国際線ターミナルに着きました。 空港内のセブンイレブンで細々としたお菓子を売っているので、ちょっとしたお土産ならここでも足りそうです。 人気のヤクルトグミとかこれまたアジアで大人気のドラえもんとか暗記パン！面白いと思って買いましたが、職場で開けてみると食パンの雰囲気はなくてちょっと残念(;´∀｀)コルベンイ（つぶ貝） の缶詰はいい値段しますね！メロン牛乳、イチゴ牛乳、バナナ牛乳ドラちゃんとキティのアイスクリームケーキソンジュンギの美容マスク。お肌つるつるですもんね(笑)寒い冬だからソルビンには惹かれなかったけれど、夏なら絶対食べたいです。でも量が多いので、一人旅だと食べれないかな～。遠目で見た時は、ソルビンの種類がたくさんあるのかと思いましたが、近寄ると、トンカツとかうどんとかでした。(笑)時間は15:15。15:35発の飛行機に搭乗します。到着からの二日間はすごく晴れていたのに、帰る時間が近づくとともに雨が強くなってきました。 冬の釜山一人旅が、ここまで楽しくなるとは思っていませんでした。観たかったもの、行きたかった場所、食べたかったもの、聴きたかった釜山語、触れ合いたかった人たち、すべて堪能しました。釜山アンニョーン！また来ま～す＾＾ お腹空いてないけど、せっかくなのでいただきます。行きは海鮮で、帰りはチキンの炒飯。どちらも美味しかったです。エアプサンも気に入りました！ わあ...富士山!! 富士山ってなんて美しいんでしょう 17:15。成田空港まであと15分。 ということで、2泊3日タミコのときめき釜山旅これで終わります。おつきあいくださりありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか！今回は事前のリサーチから本当に充実していました。たくさんの写真を見返したり、ノートのメモを見ながら記憶を呼び起こしつつ丁寧に旅のレポートをするのはとても楽しく、時間や体力を使う割に全然疲れを感じませんでした。鄭銀淑さんの本2冊を釜山旅のバイブルにして歩き回ったおかげで充実した旅ができたわけですが、以前、鄭銀淑さんのツイッターをフォローしたらフォローし返してくださり、なんと！鄭銀淑さんご本人が私のブログ記事をツイッターで紹介してくださいました！私の驚きと喜びがどれほどのものだったか、容易に想像がつくと思います。笑鄭銀淑さんありがとうございます。さて、韓国旅行、次はいつどこに行けるでしょう。国内旅行の予定はいくつかありますが、今のところあいにくと韓国行きの予定がありません...。今後しばらくは、どこに行こうかゆっくりリサーチしようと思います。◆鄭銀淑さんが私のブログを紹介してくださった記念すべきtweetへのリンク映画「弁護人」「悪いやつら」の撮影地レポートについて映画「チング」の撮影地レポートについてイイダコレポートについて◆2泊3日タミコのときめき釜山旅各記事へのリンク☆釜田の農協ハナロマート☆月曜朝の釜田市場で「ソンジクッパ」☆地元客で大繁盛！イイダコの網焼きと絶品おからスープ「トゥンボチプ」☆映画「アジョシ」「母なる証明」「チング」の撮影地☆映画「弁護人」の撮影地「ヒンヨウル文化マウル」へ☆親切な人々/シジミスープ専門店「ソムジンガン」☆西面の夜は大人気タコ鍋「ケミチプ」☆リムジンバスは夕方乗っちゃアンデヨ～画像のクリックをお願いします♥にほんブログ村【気になる韓国旅】三進トラベルサービスサイトより春うらら　リュ・シウォンの本家・河回村「澹然斎（タミョンジェ）」に心を委ねる旅　～丹陽・安東・ソウルを巡る４日間～丹陽が気になっていたのですごく惹かれます。英国のエリザベス女王も過去に来訪されたという両班のお屋敷に宿泊というのも凄いですが、春の暖かな日差しの中、安東・河回村で仮面劇を鑑賞したり丹陽八景を愛でたり..心に残る最高の旅になるに違いない！ close

2泊3日タミコのときめき釜山旅☆最終日は憧れの「ハルメクッパ」