ソウル駅で4号線から空港鉄道に乗換えの時のこと。重〜いスーツケースを引きずりながらエスカレーターに乗ろうとしたら数メートル先を歩くおじさん（というかお爺ちゃん？）が大きな声と手振りで何か言っている。何だろう？と思いながらも目の前のエスカレーターに乗ったら、そのおじさんは「あっちに…… more エレベーターがあったのに！」みたいなことを教えてくれていた。エスカレーターを降りると先ほどのおじさんが再び大きな声で私たちを呼びながら「エレベーター！」を連呼してくれるので、有り難く従うことに。エレベーターを待っている間、オール韓国語ではあるが、「ホームのB7まで3階分降りなきゃいけないから！」みたいな事を説明してくれている。一生懸命、私たち旅行者の面倒を見てくれるおじさんのおかげか、同じくエレベーターを待つ他の韓国人も、私たちを優先してエレベーターに乗せてくれたりと優しい。ホームに着くと、いの一番にエレベーターを降りていたおじさんがまた大声で私たちを呼ぶ。「ココに並べ！」みたいなジェスチャーに従い、おじさんの背後にピタリと並んだ。相変わらず韓国語だが、身振り手振りで「エレベーターを降りたらココから乗れば、電車降りたらまたすぐエレベーターがあるから！」みたいな事を言ってくれている。始発の電車が到着すると「あんたたちはあっちに座れ！」と誘導してくれて、おじさんは優先席、我々は一般席の端を陣取った。おじさんと対角線上に座った状態で「カムサハムニダ〜」と笑顔で御礼を言うと、おじさんの顔が初めてほころんだ。そして、ドアの上にある仁川空港の駅案内を指しながら、「降りるのはココだよ！」と教えてくれる。「分かった分かった、カムサハムニダ〜」と何度もお礼を言う。そしておじさんは、満足そうに笑顔で手を振りながら孔徳駅で降りて行った。旅の最後にとても心温まる出会いだった。でもとりあえずおじさん、先に降りてくれて良かった（笑）だって私たちは金浦空港だから（笑） にほんブログ村 close

韓国人の優しさにほっこり