～2019年11月ソウル～ 前回の「許浚（ホジュン）博物館」の記事の続きです。 ★前回のレポはこちら→ ソウルで韓方を学ぶ「許浚（ホジュン）博物館①」  屋上の薬草園や眺めの良い風景を楽しんだ後は、1つ下の階、3階へ。博物館のメイ…… more ンフロアです。  3階にはホジュン先生の肖像画が飾られていました。  許浚紀念室と書かれたこのスペース。  許浚先生にまつわるキーワードが壁にずらりと飾られています。   許浚先生の生い立ち、かかわった人々。学習歴、どのようにして宮中の病院である内医院の医師になり、王様の主治医にまで昇進していったか？東医宝鑑の編纂に取り組み、刊行するまでのことなど…隅々まで見て歩いたら、ホジュン博士になれるくらい、詳しく紹介されています。  実は東医宝鑑以外にも、さまざまな医学書を執筆されていたようです。  イメージ模型。わぁー！たくさんの生薬に囲まれながら書き物をしている！！助手として雇っていただきたい（笑）   東医宝鑑が展示されています。  東医宝鑑というと必ず出てくる「身形臓腑図」 「ホジュン」のドラマでは、恩師が亡くなる際、「身体の中がどうなっているのか知りたくないか？」とホジュンに自分の体を解剖するよう言い残してこの世を去りました。ホジュンは、恩師の体を解剖して細かく図に書き留めていました。 ★ホジュンが恩師を解剖している模型についてはこちら→ 山清・東医宝鑑村の洞窟  顔についても図解があります。 心の不調は額に出る、肝の不調は左頬…といった具合に、分析されています。 これ、望診でやりますが、中医学と少し違う部分もあるのかなと思ったりもします。  東医宝鑑は全２５巻２５冊からなります。まず、目録から始まりますが全２冊。 写真にも「目録・上」と書いてあります。「目録・下」もあるんですね。　 序文だけでで2冊。日本語訳したものを少し読んだことがありますが著者の、この医学書への思いがひしひしと伝わってくる内容です。 他には内景篇（全４巻）　外形篇（全４巻）雑病編（全１１巻）湯液編（全３巻）鍼灸編（全１巻）  「雑病編」についての説明コーナー。婦人科、小児科などあらゆる疾病について書かれています。  韓方茶や薬草好きさんには興味があること間違いなしの「湯液編」約1000もの薬材の効能、採取加工法などが書かれています。  こちらは鍼灸編。鍼の種類や経絡、ツボの位置などが詳しく説明されています。  ホジュンが主治医をつとめていた当時の王様･宣祖が病に伏しており、診療している様子。 宣祖が死んだあと、ホジュンは責任を負って島流しの刑にあったんですよね。王様の主治医も大変です。 実はこの数倍の写真を撮り、まだまだ載せ足りない書き足りないところではありますが、これから行く方のネタバレになっても申し訳ないので東医宝鑑のコーナーはこのくらいにしておきます。 次回は薬草のコーナーについて（まだあるか！という感じですが）ご紹介します。もうちょっと、ホジュン博物館レポにおつきあいください。 ★許浚（ホジュン）博物館→コネストさん詳細記事・地図 この博物館がある江西区付近が、ホジュンの出生の地だということです。  地下鉄9号線加陽駅からも歩けます。駅から博物館までの道がまた魅力なんです。別記事でご紹介します！ 最後まで読んでくださってありがとうございます。ブログランキングに登録しています。にほんブログ村お帰りの前に↑クリック↑いただけると更新の励みになります☆-( ^-ﾟ)v★当ブログへのメッセージはこちらから→ サランヘ韓国お問い合わせフォームfollow meインスタで薬膳茶や日常のことをアップしてます。こちらもよろしく♪   close

ソウルで韓方を学ぶ「許浚（ホジュン）博物館②」東医宝鑑の世界へ…